能登の夢

1989年、七尾青年会議所メンバーの情熱に絆され、故・森繁久彌氏が自ら能登を訪れ、能登の自然の美しさと、能登で生きる人々の優しさや・心の温かさに触れ、海をテーマにした詩『能登の夢』を作詩されました。
故・森繁久彌氏の舞台音楽を数多く手がけ、親交の深かった故・岩代浩一氏がこの森繁久彌氏の詩に作曲し、故郷の抒情歌として『能登の夢』が誕生しました。現在も、市民音楽祭等で地元市民に幅広く愛されております。

今回、自然を愛することの大切さについてメッセージを続ける加藤登紀子氏に『能登の夢』の歌い手を依頼しました。森繁久彌氏と加藤登紀子氏のコラボレーションが、世界農業遺産「能登の里山里海」のイメージPRに繋がると確信しています。
また、能登のためにと加藤登紀子氏から「百年の恋歌」を作詞・作曲いただきました。

2012年12月、『能登の夢』『百年の恋歌』を同時収録(カップリング)したリメイクCDを制作いたしました。
『能登の夢』は、世界農業遺産「能登の里山里海」のイメージソングです。どうぞ、一緒に、歌って下さい。
(2012年12月25日販売開始)

一、 能登はやさしや土までも
このやさしさにつつまれて
七尾の浦に育ちしは
血潮のたぎる誇りぞと
二、 和倉の浜に二人して
砂に字を書き君とまた
よしなきことを語りしは
遠いあの日の思ひ出か

作詞:森繁久彌
    タブの葉ずれに光る海
何故か涙のこみあげる
ああ雲は流れ雲はゆく
ああ波は謳歌ひ波は呼ぶ
    貝に心を寄せながら
耳にあつれば波の音
遙か岬の舂づけり
汐風よ海原よ ふるさとよ
友よ大空よ 能登の夢


  世界農業遺産「能登の里山里海」認定記念 能登の夢CDリリース
収録曲:能登の夢/百年の恋歌
能登の夢: 歌:加藤登紀子、作詞:森繁久彌、作曲:岩代浩一
百年の恋歌:歌、作詞、作曲:加藤登紀子

1枚 1,200円(税込)


Youtubeで試聴(30秒)いただけます。



歌手・加藤登紀子さんからの応援メッセージ


能登の夢・歌
加藤登紀子
2013年は森繁久彌さんの生誕100年。
1989年に社団法人七尾青年会議所創立30周年を記念して森繁さんが作られ、能登の人たちに愛されてきた「能登の夢」を復活させようということになり、私が歌わせていただくことになりました。
のどかな中にも熱い情熱が込められた抒情歌。
ゆったりと優しく、言葉のひとつひとつが伝わるように、心がけながら歌わせていただきました!
皆さんにも、大いに熱く歌い上げて欲しい、と思います!

私も何か「能登」の歌を、ということで作詞作曲したのが「百年の恋歌」です。
能登に言い伝えられた悲劇の恋「恋路物語」をもとに、能登の海の神秘の中で今もまだ恋心が生き続けているという幻想的な歌に仕上げました。
物語は悲劇ですが、この歌は、愛し合えた二人は永遠の恋路を生きつづけているという幸せな歌になっています。

どうぞ、愛を込めて歌ってください!



能登の夢プロジェクト実行委員会 今井委員長ご挨拶


能登の夢プロジェクト実行委員会
実行委員長 今井富夫
「能登はやさしや土までも」との言葉にあるように、人はもとより土までも優しい能登半島。能登で生きる我々の祖先が、人と自然が共生する「自然の原風景」。

2011年6月、里山・里海を中心に守られてきた能登の持続的な農林水産業と、一体的に維持・保存されてきた伝統的な農村文化の姿が認められ、「能登の里山里海」が世界農業遺産(GIAHS)に認定されました。日本国内では第1号の認定です。

1989年、故・森繁久彌氏に作詞いただいた『能登の夢』。『能登の夢』の歌詞にも、「能登はやさしや土までも」のフレーズがあります。

この『能登の夢』に、息を吹き込み、新しい価値を生み出し、能登で生きる喜びを全国の人たちに伝えたい!!そんな想いから、地元七尾市出身のプロデューサー・近藤由紀子氏(コンコルディア)の協力を得て、リメイクCDを制作しました。

『能登の夢』は、世界農業遺産「能登の里山里海」のイメージソングです。人はもとより土までも優しい「能登半島」を皆さんにお届けします。